最終更新日:'17/9/17  最終チェック日:'17/9/17
我流・個別分析 <パラセクト>

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<概論>

蟲+草という、弱点および耐性が被りがちな属性が組み合わさったことによって、
炎・飛行技には4倍弱点を突かれる一方、地面・草技には1/4耐性を持つという、得手不得手が極端なポケモン。
特に、地面技に対して1/4耐性を持っている唯一の種族でもある。
出すところを一歩間違うと即死なので安定した活躍は難しいが、
止められるところに対しては誰よりも信頼出来る完封性能を持っていると言える。
地面・草の他に、水や電気、格闘と言ったメジャー属性の技にも耐性を持っているため、
攻撃技がそれら1本であるようなポケモン相手には活躍させるチャンスだ。
また、100%相手を眠らせられる、キノコの胞子という超強力な専門技を唯一覚えることが出来る種族であり、
他にも蟲・草ポケモンらしく、痺れ粉、リフレクター、光の壁と言った優秀な補助技を一通り覚えることが出来る。
また、物理攻撃力は草ポケモンNo.2であり、剣の舞や嫌な音も覚えるため、自らエースとして火力を出すことも可能。
その他、カウンターや泥棒、成長と言った技も覚え、サポート向けからエース向けまでとにかく技の選択の幅はかなり広い。
合計種族値こそ低く、4倍弱点は痛いものの、
正しい職場さえ与えてやれば縦横無尽に活躍してくれる隠れたテクニシャンと言える存在だ。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■□□□□□□□□ 出番の多さ■■■□□□□□□□
複数対決性能■■■■□□□□□□ 使い方の多様性■■■■■■■■□□
対カビゴン性能■■□□□□□□□□ 不利な相手への対抗力■□□□□□□□□□
対その他の一線級■■■■■□□□□□ 個人的総合評価■■■□□□□□□□


<優劣関係>

格好の餌フシギバナ ハガネール ドンファン マルマイン
割と有利スターミー フーディン ナッシー
場合によるスイクン ブラッキー カイリキー サイドン ケンタロス
割と不利ガラガラ カビゴン サンダー ライコウ バンギラス ムウマ
天敵ファイヤー エアームド ゲンガー ヘラクロス


<防御面>

55食べ残し5550黄金の実50
55サンダーの雷微高確率4発確4確4超高確率3発
55サンダーのめざ氷確3低確率2発低確率2発確2
55ライコウの10万ボルト乱数6-7発確5確5超高確率4発
55ライコウのめざ氷確3確3低確率2発超高確率2発
55スターミーのハイドロポンプ乱数5-6発高確率4発高確率4発確4
50スターミーのサイコキネシス確4低確率3発微低確率3発確3
55フーディンのサイコキネシス確3低確率2発低確率2発確2
50ゲンガーの冷凍パンチ確3確3低確率2発高確率2発
50カビゴンののしかかり確4低確率3発微低確率3発確3
55カイリキーのクロスチョップ乱数5-6発高確率4発高確率4発確4
55ガラガラの剣の舞+地震低確率3発確3確3確3
55ガラガラの岩雪崩確2確2超低確率1発超低確率1発
バンギラスの岩雪崩確2確2低確率1発低確率1発
50カビゴンの大文字確2確2高確率1発高確率1発
50ヤミカラスのドリル嘴高確率1発高確率1発確1確1
50フシギバナの葉っぱカッター乱数19-23発乱数20-25発乱数17-21発


<技候補>

キノコの胞子パラセクトだけに許された必殺の専用技。必ず1ターン相手を動けなくするという効果はかなり大きい。
ドーブルと違って遅いのが問題だが、逆に言うと後攻で相手を眠らせるため、
すぐ次のターンに相手より素早いポケモンにチェンジすれば、
実質的な無償光臨が出来るというコンボがある。
痺れ粉キノコの胞子に隠された優秀な補助技。相手によってはこちらの方が有効な場合も。
もちろん、自分も遅いので自ら攻める場合にも効果的な補助技となる。
剣の舞草ポケモンで2番目に高い物理攻撃力を活かした攻めの際に必須の技。
めざ蟲属性一致技・物理版。攻撃範囲からすると、エースで使うよりは、
受け役割を持たせた場合の遂行技として持たせる技と言ったところか。
ギガドレイン
めざ草
属性一致技・特殊版。特攻は60なのであまり火力は期待出来ないが、
これも地面を受けたりする際の遂行技として使える。
捨て身タックル
恩返し
のしかかり
エースで剣の舞を持って攻める際のメイン技筆頭候補。
やはり攻撃範囲・威力ともにめざ蟲などより優秀。
めざ格上記のノーマル技を持たせる際のサブ技候補。単純に相性が良い。
ただ、せっかく補助技が豊富なのでサブ技無しにする手もある。
リフレクター
光の壁
蟲ポケモンらしく、壁技も両方覚える。
実は、命中率75%以上の眠らせ技・麻痺技・ダブル壁の全てを覚えるのはパラセクトだけである!
後手になりやすいので、1ターン無駄になりやすい点には注意。
眠る1/4耐性を持つ地震や葉っぱカッターを受けるだけなら必要無いのだが、
ハガネールのどくどくを意識すると持たせた方が良いことが多い。
寝言眠りながらキノコの胞子をばら撒いたりすることが出来る。
嫌な音剣の舞と違って、サポートとして物理火力を出したい時に候補に挙がる。
地味に、光の壁と両立不可という点に注意。
鈍いカビゴン同様、素早さを捨てて攻守ともに強化したい場合に。
もちろん、弱点が多いためせっかく積んだのに即死ということにならないよう注意。
泥棒パラセクトに出て来るポケモンは薄荷の実や奇跡の実を持っていることが多い、かも知れない。
カウンター世にも恐ろしい一発芸。メガホーンや4倍の飛行技は耐えないので注意。
ノーマルとの対決や、地面ポケモンの岩雪崩、電気ポケモンのめざ氷に対してが狙い目。
成長草ポケモンらしく、特攻を上げることも出来る。
日本晴れ
ソーラービーム
ギガドレイン等の代わりに遂行技としてなら使えるかも知れない。
堪える
じたばた
痺れ粉をかけて先制出来るようにしてからこれを狙うことが出来るが、
剣の舞とも嫌な音とも両立出来ないのが非常に残念。
追い打ちエスパーポケモンに対面でめざ蟲の圧力をかけながらこれを狙えるかも。
穴を掘る使うとしたら、爆破避けか。地震のダメージが倍になってしまうが、元々1/4なのでさほど痛くない。
サイケ光線ヘラクロスやゲンガーにささやかな抵抗をしながら混乱を狙えたら…いいな…
連続斬りその弱点の多さで場に居座り続けられるかどうかが問題である。


<型サンプル>

Lv.50 目覚めるパワー蟲/ギガドレイン/キノコの胞子/眠る@薄荷の実

4倍弱点が痛いが、逆に優秀な耐性も持っている。まずはその耐性を活かして受け役割を持たせたサポート型。
地面技1本というポケモンはメジャーどころではハガネールが居て、他にはドンファンもそのような場合がある。
また草技にも1/4耐性を持つ上、宿木のタネも無効であるため、フシギバナを起点にすることも可能。
これらのポケモンをガン受けしつつ起点にして、キノコの胞子を撒いてエースを補助することが出来る。
これらのポケモンが出て来やすいところと言うと、例えばエレブーエースの隣などで使うと良いだろう。
地面技や草技を受けるためなら眠るすら要らないぐらいだが、
ハガネールのどくどくを考えると眠るを持たせておいた方が良い。
また、眠るがあると、他に冷凍ビームを持っていない低レベルの水(スターミー等)、
目覚めるパワー氷を持っていない低レベルの電気(マルマイン等)など、かなり受け役割の幅が広がる。
格闘にも耐性を持っているが、50カイリキーでも先制クロスチョップ4発なので、急所で突破される危険性が高く、
岩雪崩、大文字、目覚めるパワー蟲など弱点を突いて来るサブ技も豊富であるため対格闘に関してはオマケ程度と考えた方が良さそうだ。
弱点を突いて来ないLv.50サワムラーぐらいなら受かるかも知れない。
攻撃技は色々選択肢があるが、ひとまずサンプルでは属性一致で威力を伸ばせるものを持たせた。
目覚めるパワー蟲はナッシー、スターミー、フーディン、バンギラス等へ圧力をかけらえるのが美味しい。
ギガドレインはもちろん対地面や岩に使える。
サポート技も他に痺れ粉やリフレクター、光の壁、嫌な音など非常に豊富なので、攻撃技を1本にしても良いぐらいだろう。
ログ … フシギバナをガン受けしながらキノコの胞子で起点作り
ログ … ハガネールをガン受けしながらキノコの胞子で起点作り


Lv.50 目覚めるパワー蟲/キノコの胞子/眠る/寝言@銀の粉

あやみが電磁波スターミー+ガラガラのコンボが流行っていた頃に、
それらに刺さるのではと思い、管理人が使っていた型。当時の解説はこちらにも。
寝言によって誤魔化し性能が高くなるため、↑に書いたカイリキー等に対しても少しは強くなる。
眠っても交代で出て来るポケモンに対してキノコの胞子の圧力をかけられるというのが一番大きい。
持ち物は先制のツメでも良いぐらいかも知れない。
ログ … フシギバナをガン受けしながらキノコの胞子で起点作り2


Lv.50 目覚めるパワー蟲/痺れ粉/光の壁/リフレクター@先制のツメ

眠るを抜いて完全な受け役割は放棄し、非常に豊富なサポート技をふんだんに採用した型。
これでもフシギバナ受けぐらいは出来る。
特に重要なのは痺れ粉+光の壁で、この2つを併用出来るポケモンはドーブルを除けば何とパラセクトが唯一なのである。
これによって、キノコの胞子など無くとも存在感を発揮することが出来る。
攻撃技は、1つだけ持たせるならば、痒いところに手が届くめざ蟲が適任だろう。
ログ … 痺れ粉+光の壁でガラガラをサポート


Lv.50 目覚めるパワー蟲/キノコの胞子/嫌な音/泥棒@黄金の実

サポート技があまりに豊富なので、もうひとつ適当な型を載せてみた。
↑の型とこの型の技の中からサポート技を2,3つ選ぶだけで、かなり色々なことが出来る。
ひとつだけ注意しなければならないのは、光の壁と嫌な音。
この中では、この2つだけは両立不可なので、一緒に持たせてしまわないよう注意。
因みに、嫌な音の代わりに剣の舞を持たせて、サポートから密かに決定力を出せるようにする手もあるかも知れない。


Lv.55 捨て身タックル/目覚めるパワー格闘/剣の舞/キノコの胞子@食べ残し

エースは何と言っても、草や蟲ポケモンお得意の剣の舞からの展開だろう。
パラセクトは草ポケモンの中では、ウツボットに次いで2番目に攻撃力が高い。
ウツボットのヘドロ爆弾のように強力な属性一致技は無いためそれほどの火力は出しにくいが、
ここまでに挙げた優秀な耐性や補助技を利用したい。
剣の舞+捨て身タックルで51カビゴン・55めざ氷サンダー・55めざ蟲ガラガラ・55カイリキー・55ケンタロス確2(超重要!!)、
50ブラッキー・55ポリゴン2・55ガルーラ高確率2発、
55食べ残しスイクン確3、50エアームド超高確率4発、50フォレトスやや高確率4発。
剣の舞+めざ格でバンギラス中乱数一撃、55カビゴン・50黄金の実無しパルシェン・50サイドン確2(超重要!!)、51フォレトス確4など。
メイン技はやはり威力の出る捨て身タックルが良いと思うが、サブ技は他にも属性一致のめざ蟲やギガドレイン等もアリだろう。
補助技も素早さ逆転の痺れ粉を持たせたり、優秀な耐性を活かすため眠れるようにしても良さそう。
ただ何にしてもひとつだけ言えることは、エアームドとの交戦だけは諦めた方が良いという点である。


Lv.55 捨て身タックル/剣の舞/嫌な音/キノコの胞子@食べ残し

せっかく補助技が豊富なので、攻撃技を1本に絞る手もあるかも知れない。
剣の舞と嫌な音を併用出来る珍しいポケモンでもあるので、サンプルではそれを持たせてみた。
剣の舞+捨て身タックルで2発で倒せるポケモンは、剣の舞+嫌な音+捨て身タックルで一撃で倒せるということである。
この火力ならたとえノーマル耐性を持っているポケモンにも、かなりのダメージを入れることが出来る。
もちろんこの他に痺れ粉やリフレクター等を持たせるのも良い。


Lv.53 目覚めるパワー蟲/カウンター/キノコの胞子/痺れ粉@食べ残し

昔々、某氏が使っていたエース型。カウンターなんていう芸当も出来るのである。そしてその時の神ログがこちら。


Lv.55 目覚めるパワー蟲/鈍い/カウンター/キノコの胞子@食べ残し

カウンターということで、読み次第ではカビゴンに殴り勝てる鈍い型もひとつ。
パラセクトは遅いので、素早さダウンが気にならないのもある。


Lv.55 ギガドレイン/目覚めるパワー氷/成長/キノコの胞子@食べ残し

成長も覚えるので書いただけ


Lv.50 目覚めるパワー蟲/追い打ち/キノコの胞子/眠る@薄荷の実

追い打ちも覚えるので書いただけ
ただ、めざ蟲のお陰で、ナッシーを始めとするエスパーポケモンに対面で圧力をかけられるため、
エスパーポケモンに追い打ちを狙うというのは案外出来るかも知れない。


Lv.50 穴を掘る/連続斬り/キノコの胞子/剣の舞@破壊の遺伝子

地震は1/4耐性だからね



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