最終更新日:'25/11/1  最終チェック日:'25/11/1
我流・個別分析 <モココ>

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<概論>

デンリュウの進化前で、2段階進化の中段。
デンリュウが使えるルールでわざわざモココを使う意味はほぼ無いので、
デンリュウの使用が制限されているローカルルール等が主な舞台となる。
また、デンリュウのみならず、エレブーとの差別化も困難を極めており、
数値はミリ単位の物理耐久の差、技は神秘の守り・綿胞子・鳴き声ぐらいでしか差別化が出来ない。
デンリュウもエレブーも使用を禁止されているようなローカルルールはいくつかあるが、
今度はライチュウが競合したりと、道は険しい。
そんな中、モココが最も活躍出来る舞台はアラフォーだろう。
合計種族値365というのは、このプールの中の電気ポケモンとしてはトップである。
技はモココの段階から手足が使えるので、デンリュウと同じような技構成で使えるが、
差別化を意識しなければならないような相手は居ないので、
シンプルにライコウのように数値を活かした技構成で使っても良い。
現状他のルールでの活躍は難しそうなので、アラフォールールで存分に使おう。


<技候補>

10万ボルト
属性一致メイン技。基本的に安定性のある10万ボルトで良いが、
それで2発かかるニョロゾやヤンヤンマを雷ならば確1という利点もある。
めざ氷サブ技筆頭候補。何だかんだで相性が良いのはこれ。ゴローンにもウツドンにも通る。
めざ水サブ技候補。対ゴローンやイワークに特化するならこちら。
炎のパンチサブ技候補。逆に対ウツドン意識の他、スピアーやアリアドスあたりにも打点あり。
爆裂パンチサブ技候補。混乱狙いの他、ベロリンガやポリゴン等へのシンプルなダメージソース。
電磁波補助技筆頭候補。とりあえず何かと便利なので持っておいて損は無い。
リフレクター補助技候補。これも持っているに越したことは無いが、技スペースとの相談。
光の壁同上。リフレクターより覚えるポケモンは少ないので独自性は出しやすい。
眠る足が遅く、耐久が少しはあるので、薄荷の実で1回ぐらい回復出来ると便利。
寝言電気技+サブ技のみで、サンダーやライコウのようにこれで運用する手もある。
めざ地電気ミラーへの役割破壊。止めづらいエレキッドのキラーになれるのは優秀。
のしかかり麻痺は電磁波で撒けるので、嫌な音などと併用してダメージも利用したい。
アイアンテール普通に弱点を突いてもイマイチなので、やはり嫌な音と併用前提か。
嫌な音上記の中途半端な物理攻撃を使うならば、この技は持たせておきたい。
どくどくアラフォーでは特に競合相手も居ないので、こういう普通のことをやらせても良い。
メロメロ2000のサンダーやライコウには真似出来ない芸当。地面ポケモンにもワンチャン。
神秘の守り対面で下から電磁波を狙って来るポリゴンなんかには有効か?ウツドンには残念ながら後手
雨乞い雷を使うならば候補になる。
綿胞子奇跡の実を持っていそうな相手の素早さを下げたい場合、電磁波よりも確実。
フラッシュ後続の起点作成のための技。電磁波や壁技と併用したい。
電磁砲どうしても技スペースが足りない場合に、メイン技と電磁波をこれで圧縮する・・・?


<型サンプル>

Lv.37 10万ボルト/目覚めるパワー氷/電磁波/眠る@薄荷の実
<対応ルール:アラフォー>

アラフォールールでは、そこそこ数値の安定した普通の電気ポケモンとしての運用が出来る。
デンリュウの進化前なので、デンリュウと同じく素早さは遅く、ウツドン等に先制出来ない。
ポリゴンやゴローン、アリアドスあたりには先制することが出来る。
同じ電気タイプのエレキッドと合計種族値は意外と大差無いが、
流石に耐久で大きく上回っている他、あちらは電磁波を打つことが出来ない。
このルールでのモココの最大のセールスポイントは、エレキッド受け性能だろうか。
リトルカップと同じくエレキッドは攻撃性能も素早さも高く、かなり受けづらい存在だが、
モココならばクロスチョップも乱数4発程度に収めることができ、眠るがあれば更に流せる回数は増える。
モココ側もエレキッドへの大した打点は持っていないが、何よりも電磁波が最大の圧力になる。
エレキッドは典型的な上から畳み掛けるタイプのポケモンで、耐久はかなり低いため、
麻痺をしてしまったらそれだけでほぼ機能停止してしまう。
身代わりも覚えることが出来ないため、せいぜい奇跡の実で麻痺を1回治すことぐらいしか出来ない。
ビリリダマでも似たような動きが出来るが、モココの方が耐久性能があり、
クロスチョップもサイコキネシスも余裕を持って複数回受け続けることが出来る。
10万ボルトで多くの等倍の相手を3発、ケーシィやゴースぐらいはほぼ2発。
目覚めるパワー氷でイワーク確2、ゴローン低確率2発、ウツドン確3。
イワークの地震は耐えるが、先制されるため対面からは勝てない。
逆にゴローンには先制しつつ、地震をやや高確率で耐えることが出来るが、
こちらもめざ氷を高確率で2耐えされてしまうためやはり対面からは勝てない。
このあたりはあくまでサイクルで崩す前提で臨もう。
目覚めるパワーを水にすることで、イワークは確1、ゴローンもやや低確率一撃になり、
イワークには勝てるようになるが、ゴローンにはHP個体値減少が響いて地震でワンパンされる確率が上がってしまう。
逆にウツドンを意識するなら炎のパンチにする手もあり、やや低確率ながら2発で倒せる可能性がある。
ログ … 【アラフォー】電磁波を利用した攻めと受け
ログ … 【アラフォー】目覚めるパワーで地面に張り合う


Lv.37 10万ボルト/電磁波/リフレクター/眠る@薄荷の実
<対応ルール:アラフォー>

リフレクターや光の壁も覚えるので、そのあたりでサポートしながら立ち回るのも良い。
攻撃技が電気技1本なのが気になるなら、電磁波を抜くか、眠るを抜いて黄金の実あたりにするぐらいだろうか。
電磁波を抜く場合は、メイン技を麻痺を狙いやすい雷にしても良いだろう。
リフレクター+目覚めるパワー氷の両方があれば、ゴローンやイワークにもある程度張り合えるようになるというもの。


Lv.37 雷/目覚めるパワー氷/眠る/寝言@溶けない氷
<対応ルール:アラフォー>

電気ポケモンとして見ると最も数値が安定しているので、2000のライコウのように眠る+寝言で硬めに戦うのもアリ。
この場合、命中不安の雷も打ちやすくなる。
10万ボルトと雷の火力の違いはそれなりにあり、
特に10万ボルトでは確定耐えされてしまうニョロゾ・ヤンヤンマ・ピジョンあたりがことごとく確1になり、
エイパム・ブビィあたりの耐久が低めの等倍相手も確2で倒せるようになる。
また、道具にも自由度があるため、属性強化アイテムを持たせる余地があり、
特に溶けない氷を持たせればめざ氷でゴローンを高確率2発で倒せるようになる。
ゴローン側も黄金の実や食べ残しを持っていて確定数をズラされる危険性がある点には注意。
この他、神秘の雫+めざ水でゴローンを高確率一撃、木炭+炎のパンチでウツドンを超高確率2発など。
このあたりに拘らなければ、もちろんピントレンズや光の粉などにしても良い。
幅広くワンチャン得られるために、サブ技を爆裂パンチにする手も。


Lv.37 10万ボルト/炎のパンチ/爆裂パンチ/電磁波@奇跡の実
<対応ルール:アラフォー>

進化前のメリープは手足が使えないためパンチ系の技が使えないが、
モココからは使えるため、デンリュウと全く同じような技構成が出来るようになる。
エレキッドほどの爆発力は無いが、あくまで特攻は高いため、このようにアタッカーとしても使えなくはない。
炎のパンチの枠は例によって目覚めるパワー氷でも可。
また、物理技は嫌な音で火力を伸ばす手もある。このあたりもデンリュウと同じ。


Lv.50 10万ボルト/爆裂パンチ/電磁波/嫌な音@黄金の実
<対応ルール:2006、2012、1000等>

その他、デンリュウやエレブーが禁止されているローカルルールで使う場合の一例。
2006ルールにおいては、最終進化形態の電気ポケモンおよび電気玉を使えるピカチュウが全てBランク以上に居るため、
モココはCランクの中では最も合計種族値の高い電気ポケモンとなっている。
2012ルールにおいては、デンリュウ・エレブーの双方が禁止されているが、
今度はライチュウという壁が立ちはだかる。
数値ではエレブーと同じく少しの物理耐久で勝っているのみで、技も有用なものと言えば炎のパンチと嫌な音ぐらいか。
そのあたりを活かして何とか差別化したとしても、2012のプールの中では相対的に数値の低さが響く。
1000ルールにおいても一応コストの低さを活かすことは出来るが、
同種族値帯の面々に比べるとかなり地味感は否めない。
なお、城杯では進化後のデンリュウが使用出来てしまう。


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