最終更新日:'15/3/31  最終チェック日:'15/3/31
我流・個別分析 <メガニウム>

変態ポケモン図鑑はこちら


<概論>

御三家6匹の中で、最も耐久面のステータスに比重を置いているポケモン。
草ポケモンの中ではフシギバナと並んで特殊耐久1位、モンジャラに次いで物理耐久2位を誇る。
何気に素早さも、ワタッコに次ぎ、フシギバナと並んで2位である。
比重を置いているとは言え、やはり御三家なので、種族値は6つ全て80から100の間に収まっているというバランスの良さを持つ。
草ポケモンとしては珍しく複合タイプが無く、草単独なので、フシギバナのように格闘や毒に強くはないが地面耐性を持ち、
ナッシーのように格闘エスパー耐性は持たないがバンギラスやフォレトスにそこそこ強いということになる。
技も比較的防御的で、リフレクター・光の壁・神秘の守りの3種の壁を全て自力で覚えるのが特徴的。
それらを活かしたサポートも出来るのだが、草ポケモンとしては何よりも眠り粉や痺れ粉を覚えないのが致命的。
幸い、得意の宿木のタネや剣の舞に加え、草ポケモンとしては唯一、地震やアイアンテールと言った珍しい物理技も覚えるため、
各種粉を中心としたサポートが得意な他の多くの草ポケモンと違って、
持ち前の硬さを活かし宿木のタネ+剣の舞で物理決定力を出す方がどちらかと言うと効果的な使い方と言えるだろう。


<実戦的ステータス>

タイマン性能■■■■■■■■□□ 出番の多さ■■■■■□□□□□
複数対決性能■■■■■■□□□□ 使い方の多様性■■■■■□□□□□
対カビゴン性能■■■■■■■■■□ 不利な相手への対抗力■□□□□□□□□□
対その他の一線級■■■■■■■□□□ 個人的総合評価■■■■■■■□□□


<優劣関係>

格好の餌サイドン ゴローニャ ヌオー
割と有利マルマイン フシギバナ バンギラス パルシェン スターミー スイクン ハガネール カイリキー
場合によるカビゴン ガラガラ ライコウ ハピナス
割と不利エアームド サンダー ブラッキー ケンタロス ガルーラ ポリゴン2 ナッシー ムウマ
天敵フーディン ファイヤー リザードン ゲンガー ヘラクロス ヤンヤンマ


<防御面>

55食べ残し5550黄金の実50
55サンダーのめざ氷中乱数3発確3確3確3
50サンダーのめざ氷超高確率4発超低確率3発超低確率3発確3
55ライコウのめざ氷超低確率3発高確率3発超高確率3発確3
50ナッシーのサイコキネシス低確率4発確4超低確率3発超高確率3発
50パルシェンの冷凍ビーム超低確率2発微低確率2発中乱数2発確2
50スイクンの冷凍ビーム確4中乱数3発超高確率3発確3
55ポリゴン2の冷凍ビーム確3確3低確率2発高確率2発
バンギラスの大文字低確率2発高確率2発超高確率2発確2
バンギラスの岩雪崩超高確率4発超低確率3発超低確率3発確3
55カビゴンの捨て身タックル確3確3低確率2発微高確率2発
50カビゴンののしかかり乱数5-6発高確率4発超高確率4発確4
50カビゴンの大文字超低確率3発高確率3発超高確率3発確3
55ガルーラの恩返し確4微低確率3発微高確率3発確3
55破壊の遺伝子ケンタロスの破壊光線中乱数1発中乱数1発確1確1


<技候補>

宿木のタネ草ポケモンの要となる技だが、他の草以上にぬるくなりがちなメガニウムにとっては特に欲しい技。
葉っぱカッター
めざ草
ギガドレイン
属性一致メイン技候補。エースでは後述の物理型が基本なので、ほぼサポート用。
めざ草はHPが大幅に下がり、ギガドレインはPPが少なく身代わりに無効という大きな短所があるため、
やはり無難に使える葉っぱカッターが一番人気か。
恩返しメイン技筆頭候補。剣の舞or鈍いは必須。
のしかかりエースのメイン技候補、もしくはサポートのサブ技候補。
粉を覚えないメガニウムはフシギバナやナッシーと違って人畜無害なポケモンとなりやすいので、
サポートでは麻痺を撒けるこの技は貴重。
剣の舞積み技候補。エースの決定力の源。
鈍い積み技候補。こちらは決定力速度は遅いがかなり硬くなる。
光合成通常の回復手段。コレで回復しながら積み技で決定力を出す。
眠る光合成だと状態異常がかなり厳しいので、敢えてこちらを選択するのも大アリ。
アイアンテール選択物理技。メイン技が恩返しだとゴーストに無抵抗になってしまうので、
恩返しとほぼ同じ威力を持ちながら無効化属性が無いこの技をメインに持って来る手もある。
地震選択物理技。草ポケモンでコレを使えるのはメガニウムだけである。
恩返しとの相性も良いし、使いやすい技なのでメイン技にする手もある。
めざ格選択物理技。鈍いと組み合わせるとカビゴンに非常に強くなる。詳しくは型サンプルにて
めざ岩
原始の力
選択物理技。ほぼ地震をメイン技にした時専用か。
原始の力は剣の舞と両立出来ないので、使うなら鈍いになる。
めざ炎後述の日本晴れと組み合わせても良いし、サポートで葉っぱカッターのサブ技としてだったり、
エース恩返し型で鋼への役割破壊だったり、用途はそこそこある。特攻があまり高くないので注意。
リフレクター
光の壁
神秘の守り
サポート技の筆頭3枚壁。他の草と違って粉を覚えないため、
こういうサポートをして行くことになる。
どくどくサポート用。やはり粉が使えないとこういうサポートになる。
鳴き声サポート用。鈍いを使って来る物理対策に。
寝言更にぬるくなってしまう気がするけども。
カウンター対物理の他、電気ポケモンのめざ氷を返せるのが地味に美味しい。
日本晴れ
ソーラービーム
草ポケモンがいつでも持っている選択肢。
レベル差を付けたガラガラやスターミーを一撃で倒せる程度にはなる。
堪える
じたばた
剣の舞と両立出来ればワンチャンありそうだったが、残念ながら出来ない。
影分身
連続斬り
そういう趣味な人は宜しくお願いします。


<型サンプル>

Lv.55 恩返し/剣の舞/宿木のタネ/眠る@食べ残し

メガニウムは宿木のタネは覚えるが他の多くの草ポケモンと違って粉は覚えないため、
フシギバナやナッシーのような優秀なサポートはあまり得意ではない。
そのため、どちらかと言うとこのようにエースで剣の舞を使って決定力を出すタイプの方がやや主流だと思われる。
素の攻撃力では非力過ぎるが、宿木のタネがとても優秀な突破補助になる。もちろん防御面でも使える技。
回復技は光合成を使えるが、フシギバナと違って毒を喰らい、その際PPの低い光合成ではかなり怪しいため、
敢えて眠るを採用される方が多い。
剣の舞+恩返しで53ハピナス・52スターミー・51リザードン・51ヘラクロス・50フシギバナ・50めざ霊カイリキー確2、
50めざ蟲ガラガラ・50めざ氷サンダー・50ベトベトン高確率2発、55食べ残しカビゴンやや低確率3発。
攻撃ランクMAXの恩返しで上記の確2をほぼ確1、上記の高確率2発をほぼ高確率一撃、
53エアームド・52ゴローニャ・51フォレトス・50サイドン確3。
なお、宿木のタネを植えた状態なら剣の舞×3+恩返しで50エアームドを確2で倒せるというネタは比較的有名だが、
そのような状況を実際に作り出せるかは謎である。
ただ、他がメガニウムに対する圧力が無く、エアームド1枚でメガニウムを受けようとした際、
後手ということもあって意外と受かり切らなくなることもあるので馬鹿に出来ない。
また、恩返しの枠は無効化属性の無いアイアンテールで使われることもある。
剣の舞+アイアンテールで弱点を突けば全員確2以内、ゲンガー・ムウマ確2。
攻撃力ランクMAXのアイアンテールで弱点を突けば全員確1、ゲンガー・ムウマ確1。
威力は恩返しとほとんど同じなので、相性の倍率が同じ相手に対しては上記の恩返しの計算結果と同じことが言える。
ログ … 剣の舞+宿木のタネで突破口を作る


Lv.55 目覚めるパワー格闘/鈍い/宿木のタネ/光合成@食べ残し

某氏が生み出した次世代メガニウム。剣の舞でなく鈍いを使うことによってカビゴンを誤魔化せるようになり、
回復は宿木のタネ+光合成、攻撃は宿木のタネ+めざ格を使えば、
腹太鼓を除くほとんどの型の55カビゴンに後出しから勝つに至るというのが物凄く偉い。
更にはバンギラスに強いのはもちろん、サポートに使われることが多いフシギバナ、パルシェン、スターミー、スイクン等のポケモンや、
身代わりの無いサンダー、ライコウ、ポリゴン2等の数々のメジャーなエースにもタイマンで有利を付けることが出来るため、
屈指のタイマン性能の高さを誇るポケモンと言える。
特に爆破速攻トリプルエース編成で苦手としやすいバンギラスや、55カビゴン+スターミーに強いため、
トリプルエースの一角として採用するとその性能を如何無く発揮することが出来るだろう。
サンプルは贅沢に食べ残しを持たせているが、そこまでせずとも光の粉や冷凍ビーム連打対策の焼けた木の実などでも良い。
ログ … カビゴンに対する磐石な性能
ログ … ドンファンを流し続ける


Lv.50 葉っぱカッター/宿木のタネ/リフレクター/光合成@麻痺治しの実

低レベサポートのオーソドックスな型。種族値や技が似ているフシギバナと比べると、
眠り粉を覚えない点や毒を喰らう点から人気が落ちるが、
物理耐久はこちらの方が優秀であり、フシギバナも眠り粉を使わずに活躍している場面も多いため、
メガニウムも負けじと活躍出来るシーンがあるかも知れない。
フシギバナと違って格闘が受けられないが、代わりに地面を受けることが出来る。エスパーにも「圧倒的には」弱くない。
耐久と耐性を活かして、寝言カビゴンやバンギラスに対してフシギバナ以上に粘ったり、サイドンをガン受けしたりしたい。
特殊耐久に関してもフシギバナと同じなので、水や電気受けに関しては同じように出来る。
眠り粉を覚えられない分、この枠はサポートとして便利なリフレクターあたりが妥当だろう。
この枠はそれ以外に昔はどくどくで使われることもあったらしい。 他にサポート技として便利なのは、光の壁や神秘の守りあたりか。
いずれにせよ非常にぬるく、特定のポケモンにド起点にされやすい点にはくれぐれも注意。
この枠を、麻痺を狙えるのしかかりにすれば、少しは釘付け性能が上がる。
持ち物はフシギバナと同じく王者の印も候補のひとつ。
こちらの記事も参照されたい。
ログ … 対キルパ性能


Lv.55 恩返し/鈍い/カウンター/光合成@奇跡の実

地味にカウンターも覚えるため、このように鈍い+物理技と組み合わせてもカビゴンを初めとする物理に強くなれるかも知れない。
これだけならカウンターが覚えるポケモンなら誰でも出来るが、
これを再生回復である光合成と併用出来るというのが貴重で、それだけ隙が少ない。
残念ながらカウンターは宿木のタネと両立不可なので注意。
やってることがもはや草ポケモンじゃない


Lv.55 地震/目覚めるパワー岩/剣の舞/光合成@食べ残し

一応、裏択としてこういう攻撃範囲もアリか。弱点を突ければ当然、恩返し等よりこちらの方がかなり刺さる。
他の草ポケモンと違って地震を覚えるというのはかなり重要なアイデンティティのひとつ。
剣の舞+地震で55ゲンガー・55サンダース・53ドククラゲ・51バクフーン・50ニドキング確1、50ライコウ超高確率一撃、
50ベトベトン中乱数一撃、55サイドン・55フーディン・55ムウマ・52ハピナス・52スターミー・51ハガネール確2、
50めざ飛ガラガラ・50めざ霊カイリキー・50フシギバナ超高確率2発、
剣の舞2回+地震で51ゴローニャ・50サイドン確1、50ムウマ超高確率一撃、55バンギラスやや低確率一撃、
51フォレトス・51スイクン・53ブラッキー・54カビゴン確2。
剣の舞+めざ岩で55リザードン・55ファイヤー・54フリーザー・53ルージュラ確1、
55サンダー確2、55カイリュー・50パルシェン・50ツボツボ高確率2発、
剣の舞2回+めざ岩で50めざ飛ギャラドス確1、50めざ氷サンダー高確率一撃、
52ヘラクロス・50フシギバナ確2、50ナッシー中乱数2発、54エアームド確3。
計算結果を並べるとそれなりに面白そうな性能をしている。
なお岩技は原始の力も覚えるが、剣の舞と両立不可なのでこの型に盛り込むことは出来ない。


Lv.50 葉っぱカッター/目覚めるパワー炎/地震/光合成@麻痺治しの実

このように目覚めるパワーも混ぜれば、意外と攻撃範囲的には広くすることが出来るので、
相手の選出等によっては抜き筋を確保出来る可能性があるかも知れない。


Lv.50 葉っぱカッター/のしかかり/眠る/寝言@ピントレンズ

状態異常に弱いのと、中途半端な耐久の高さを活かしながら戦うことになるので、
眠る+寝言で使うのはそれなりにマッチしているかも知れない。
サンプルではサポートとして麻痺撒きを狙えるのしかかりを持たせたが、宿木のタネ等を入れたり、
物理技+剣の舞でちゃっかり決定力を狙うのもアリか。


Lv.55 日本晴れ/ソーラービーム/目覚めるパワー炎/光合成@奇跡の実

どの草ポケモンでも候補になるような型だが、メガニウムは種族値が独特なのでそれだけで意義はある。
一応、純草ポケモンとしては最速だったりもする。
ソーラービームで50ガラガラ・55パルシェン確1、50スターミー・50イノムー高確率一撃、
バンギラス・55食べ残しスイクン・51ハガネール・50マルマイン確2、50ムウマ超高確率2発。
日本晴れ+めざ炎で55フォレトス・55めざ格ハッサム確1、55エアームド・53ナッシー確2、
50ヘラクロス高確率2発、50フシギバナやや高確率2発、50ゲンガーやや高確率3発。


<大体どれにでも通用する対策>

のしかかりさえ持っていなければ、とてもとても無害なポケモン。
炎、飛行、蟲、毒、ゴーストなど属性的に有利なポケモンを容易に後出し出来ることが多い。
特にサポートで葉っぱカッターしか持っていないような型は、しばしばマイナーポケモンの起点にするチャンスにすらなる。
注意すべきはエースの剣の舞+宿木のタネ型で、メガニウムをなかなか倒せないぬるいポケモンばかりで固めてしまうと、どんどん崩されてしまう。
メイン技が1本であることが多いので、それに対する耐性や、状態異常で対策すると良い。
フシギバナと違ってどくどくで対策することが出来るのは楽な点。
恩返しやのしかかりなら言わずもがなゴーストで止まるが、
型サンプルに書いたようにエアームド1枚でぬくぬくと受けようとしていると痛い目を見る。
アイアンテールや地震等の場合、スイクンやサンダーと言ったポケモンで一時凌ぎすることも出来る。
ただしこれらもメガニウムに対する有効打を持っていないと、長期的に見て崩される危険性が高い。
多くの型に対応出来るのはフーディンで、メガニウムは基本的にフーディンに半分以上ダメージを与える術が無いため、
麻痺があるのしかかりを除けば、自己再生とアンコールで受けられることが多い。
また、エースで草技やリフレクターを持っているケースは少ないため、タイマンならばガラガラで殴り勝てることも多い。


<その他ルールのログ>

・リトルカップ【チコリータ】
ログ … 耐久を活かして受けサイクルに参加させる
ログ … リフレクターでサポート
ログ … 光の壁でサポート
ログ … 原始の力の追加効果が発動するとこうなる


戻る