最終更新日:'25/6/11  最終チェック日:'25/6/11
我流・個別分析 <ブビィ>

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<概論>

金銀から追加されたブーバーの進化前の姿で、いわゆるベイビィポケモンの立ち位置。
その割には種族値は高めで、未進化ポケモンしか参戦できないリトルカップの中では合計種族値6位、
特にストライクやラッキー等、後から進化系が追加されたポケモンを除くと、
ポニータに次いで2位という高さを誇っており、それだけ数値の暴力を振るうことが出来る。
特に素早さの面で見ると、未進化の炎ポケモンというのは65族あたりに多いのだが、
そんな中ブビィはS83という数値を持っており、リザードやマグマラシよりも速い。
とは言え、自身の進化後であるブーバーが参戦出来るルールでわざわざブビィを採用する意味はまず無いため、
基本的にはリトルカップやアラフォーのような低種族値が集まるルールに参戦することになる。
アラフォールールでも、モココ・ニドリーノ・ニドリーナといった中段進化系と同じだけの数値を持っている。
(注:金銀ファンシーには体重制限に引っかかっており参戦出来ない。)
2000におけるブーバーがエレブーに比べてやや出番が限られるのと同じく、
ブビィもまたエレキッドには及ばない点は多いが、
得意の大文字+クロスチョップだからこそ刺さるという相手も決して少なくない。
怪しい光でワンチャン性能があるというのもブーバーと同じである。
サブ技の雷パンチの範囲も優秀だが、参戦ルールの環境によっては、
それよりも目覚めるパワー草の方が有効になる可能性もあるので、このあたりは見極めたい。


<技候補>

大文字
火炎放射
一致メイン技。どのルールでも必須。大文字での確定範囲が魅力だが、
ストコン狙いなら火炎放射もアリか・・・?
クロスチョップ最重要サブ技。どのルールでもほぼ必須。打つ対象は多いし急所の上振れも大きい。
雷パンチサブ技候補。目覚めるパワーを使わずして水に打点があるのは貴重。
めざ草サブ技候補。岩/地面系を対策したい場合は雷パンチより優先度が上がる。
怪しい光重要補助技。不利対面でも上を取れればどこまでもワンチャンある。
日本晴れリトルカップではこれで大文字一撃の相手が増えるので有用。
爆裂パンチサブ技候補。クロスチョップと怪しい光を圧縮したイメージ。両立不可の弊害も無い。
嫌な音リトルカップで、物理技2発で倒せるが木の実を発動させたくない場合に。
泥棒リトルカップ向け。いつでも狙える便利技。
煙幕
泥かけ
リトルカップ向け。決定力のあるブビィでやるのは少々勿体ない?
対飛行は気にならないので、少しダメージの出る泥かけの方が良いかも。
バリアー黄金の実と組み合わせて、1回行動回数を増やせるなら有用。
メロメロ怪しい光と重ねがけしてストコン狙い。
めざ岩炎ポケモンミラー用。ストライクの身代わりも確実に壊せる。
めざ地同じく炎ミラーの他、電気などにも有効。A75はリトルカップではかなり優秀。
ピヨピヨパンチ配布タマゴ専用技。爆裂パンチのように混乱を狙えるが、両立不可が痛い…。


<型サンプル>

Lv.5 大文字/雷パンチ/クロスチョップ/怪しい光@奇跡の実
<対応ルール:リトルカップ>

概論に書いたように、リトルカップにおいては合計種族値6位という数値の高さを持つ。
特に素早さは優秀で、イワークやチョンチーの上を取れる炎というのは他にポニータしか居ない。
攻撃種族値75というのもかなり高い水準であり、
これはトサキント等と同じく、目覚めるパワー岩でストライクを中乱数一撃で倒せるライン。
ラッキーに対面から鈍いを積まれても、クロスチョップ2発で超高確率で倒し切ることが出来る。
ここまであってもなお数値はポニータに1つも勝っておらず、
特に特攻は本来ならばポニータより5高いのだが、リトルカップでは数値が丸められ、同値になってしまっている。
そのせいで、他の炎ポケモンの例に洩れず、ポニータにはどうしても出番を奪われがちなのだが、
その中ではクロスチョップと怪しい光で容易に差別化が出来ている方と言える。
怪しい光の上振れを狙うぐらいならポニータの角ドリルの方が優秀と言えばそれまでだが、
少なくともクロスチョップによるラッキーへの対面性能では負けないだろう。
また、目覚めるパワーでHPを落とさずして水ポケモンへの打点を持てるのも貴重で、
雷パンチで水ポケモンを狙いつつ、ついでに弱点を突けるストライクにも一貫させることが出来る。
特に、大文字に対して上から身代わり連打で外れやPP切れを狙われることは多いが、
雷パンチはそれに対する安定択のひとつにもなる。
ただし、剣の舞+捨て身タックルを打たれたらあっさり倒されてしまうため、
雷パンチを読まれて裸で剣の舞を積まれたら負けてしまう。あくまで択ゲーと思おう。
逆に、裸のストライクに対しては大文字をダイレクトに当てれば確1で倒すことが出来る。
波乗りや地震で弱点を突かれて一撃で倒されてしまうことも少なくないのと、
タマタマやコンパンへの後出し、ポリゴンやラッキーへの対面性能を考えると、
持ち物は回復アイテムよりも状態異常をカット出来る奇跡の実がやや有効か。
パーティ … 【リトルカップ】名前3文字縛り(2025)
ログ … 【リトルカップ】怪しい光を活用してポニータに勝つ
ログ … 【リトルカップ】大文字でストライクを確1


Lv.5 大文字/目覚めるパワー草/クロスチョップ/怪しい光@奇跡の実
<対応ルール:リトルカップ>

2000ルールの炎ポケモンは、基本的に目覚めるパワー草よりも、雷パンチを覚えればそちらが採用された。
これは、スターミーの存在が大きく、めざ草で火力が足りているのは55ファイヤーぐらいであり、
バクフーンやブーバーでは雷パンチの威力でようやく、
それでも自己再生連打で粘られてしまうが、そこに対して麻痺の事故を狙えるという面が大きかった。
また、草技では弱点を突けないドククラゲやギャラドス、プテラと言った中堅どころの水や岩ポケモンも居たが、
それらに対しても雷パンチなら弱点を突くことができ、
更には炎ポケモンに対しても、飛行を併せ持つリザードンやファイヤーに対して雷パンチが有効だった。
岩ポケモンの弱点を突けないのが草技に対するデメリットではあったが、
岩ポケモンの代表であるバンギラスに対しては4倍弱点のクロスチョップでそもそも問題無いし、
あとはゴローニャやサイドンが気になるぐらいで、わざわざそれらのために草技を採用するほどではなかった。
・・・というのが2000ルールの環境の話だが、
リトルカップではここまでに挙げたような属性を持つポケモンはほとんど存在せず、
(雷パンチが有効である飛行タイプには最終進化形態が多いのがポイント!)
逆にイワークやチョンチーと言った、雷パンチは効かないがめざ草が有効というポケモンが活躍している。
そのため、たとえ雷パンチを覚えようが、無理にそれを採用せず、
目覚めるパワー草をサブ技にした方が有効に働く場合も多い。
イワーク・カブト・オムナイト・ウパー・サイホーン・ヨーギラス・イシツブテと草4倍弱点は数多く居るが、
これら全員をもれなく上から確1で倒すことが出来る。
チョンチーには超高確率で2耐えされてしまうので注意。怪しい光を絡めたい。


Lv.5 大文字/目覚めるパワー草/クロスチョップ/日本晴れ@木の実ジュース
<対応ルール:リトルカップ>

大文字はポニータと同じ火力を持っているため、日本晴れで強化すればエレキッド等をやや高確率一撃で倒せる計算。
その他有象無象を相手にする際は日本晴れがあった方が一撃で倒せる範囲が広がって刺さりやすい。
クロスチョップはあるものの、それ以外の点はポニータの劣化になってしまうのが難点。


Lv.5 大文字/目覚めるパワー草/爆裂パンチ/バリアー@木の実ジュース
<対応ルール:リトルカップ>

一応バリアー+木の実ジュースで、下からの物理技を耐えつつ全回復出来るというコンボもある。
しかしこれもやはり、ポニータがリフレクターで同様のことが出来るばかりか、
肝心のクロスチョップを両立不可になってしまうのが痛すぎる。
したがって、代わりに爆裂パンチや怪しい光あたりを持たせることになる。
以下省略するが、泥棒・煙幕・泥かけ・嫌な音あたりがポニータには真似出来ない優秀なサポート技。


Lv.55 大文字/目覚めるパワー草/クロスチョップ/怪しい光@奇跡の実
<対応ルール:2012>

炎ポケモンというのは無駄に合計種族値は高いポケモンばかりであるため、
種族値制限がされた2012ルールでは最終進化形態はほとんど禁止となり、マグカルゴしか残っていない。
ポニータ・リザード・マグマラシあたりは使えるが、
ブビィはそれらの次に数値が高いポケモンとして、一応参戦のチャンスがある。
この環境も、雷パンチよりは目覚めるパワー草の方が通りが良い。
特に、この攻撃範囲で、ピクシー+エアームド+サイドンのような組み合わせを刺せる可能性がある。
Lv.55の大文字で51レアコイル確1、50エアームド・50ウツボット高確率1発、50イノムー低確率1発、
55ラフレシア・ルージュラ・ゴースト確2、50オコリザル・キリンリキ・55ダグトリオ高確率2発、
50マルマイン・ライチュウ中乱数2発、など。
めざ草で4倍弱点持ちは基本的に一撃では倒せないが、
例えば50サイドンに対して大文字+めざ草で倒したりすることは出来る。
クロスチョップで55ニューラ確1、53ラッキー確2、50ピクシーやや高確率2発。
素早さはLv.55でちょうどLv.50のルージュラ・オコリザル・ゴーストという、
このルールにおいて重要なラインを抜けるのがかなり美味しい。
なお、Lv.50でもちょうどLv.55のジュゴン・レアコイル・ウツボットあたりを抜けて、これまた美味しい。
効率の良い素早さに恵まれていると言えるだろう。


Lv.37 大文字/目覚めるパワー草/クロスチョップ/怪しい光@奇跡の実
<対応ルール:アラフォー>

2012よりも更に種族値制限がかかったアラフォールールにおいては、
炎ポケモンとしては合計種族値トップ、しかも唯一のスピアー抜きというかなり良いポジションを手に入れている。
実際、炎ポケモンを採用するとなると、ブビィかデルビルかの実質2択のようなものだろう。
型はやはり同じようになる。ゴローンやイワークが居るためやはり目覚めるパワー草が必要。
大文字でウツドン・ヤンヤンマ高確率一撃、ポポッコ低確率1発、
その他の蟲や草ポケモン・エレキッド等を確2、エイパムやや高確率2発。
めざ草でイワークを7割で一撃、ゴローンやサニーゴには耐えられる。
ニョロゾは3発かかるが、これは雷パンチでも同じ。
クロスチョップで30ドーブル高確率一撃、エイパム確2、ポリゴン中乱数2発、ベロリンガ確3。
クロスチョップの使い手自体が少ないため、ドーブルを上から高確率で出オチさせられるのはかなり貴重。
例によって怪しい光の枠は色々変更しても良いが、
残念ながらバリアー+黄金の実を持たせてもゴローンの地震を2耐え出来たりはしない。
ただ、耐久が低く、多くの属性一致メイン技で2発で倒されてしまうので、道具を黄金の実にする余地はある。
ケーシィのサイコキネシス、スピアーやウツドンのヘドロ爆弾、ベロリンガやエイパムの恩返し等を耐えやすくなる。
ログ … 【アラフォー】クロスチョップでノーマルに致命傷


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