最終更新日:'17/8/19  最終チェック日:'17/8/19
我流・個別分析 ~ブースター~

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~概論~

イーブイの進化系のひとつで、種族値としては攻撃力と特防に比重を置いているポケモン。
特に物理攻撃力はカイリュー・バンギラスに次いで高く、カイリキーやサイドンと同じである。
惜しむらくはタイプが炎なので、その物理攻撃力を活かした属性一致技を打てないのだが、
Lv.55の鈍い+捨て身タックルで、55めざ氷サンダーや50カビゴンを高確率2発で倒せたり、
バンギラスに対してはLv.50ですら目覚めるパワー格闘で高確率2発で倒せたりと言った火力がある。
他の炎ポケモンと比べて特攻はさほど高くないが、その代わり特防が高く、
電気やエスパーポケモンと戦う際にその耐久を活かすことが出来る。
特殊耐久自体は、炎ポケモンNo.1であるエンテイよりも少し低めなのだが、
特防が高くHPが低いという性質から、黄金の実を持たせた場合、エンテイよりも僅かに耐久が高くなることがある。
レベル差を付けたナッシーを大文字一撃で倒せると言った、炎ポケモンらしい一面もあるが、
技は他の炎ポケモンとは一線を画していて、かなり異質。
まず攻撃技としては、シャドーボールと電磁砲を覚える。これらはどちらも炎ポケモンとしては唯一である。
特にシャドーボールは、多くの炎ポケモンが苦手とするフーディンやスターミーを軽々と倒せるのが非常に大きい。
その火力は属性一致であるゲンガーやムウマをも超え、実に全ポケモン中最強のシャドーボール使いでもある。
補助技としてはバトンタッチと甘えるが代表的で、特にバトンタッチは、特別な技を継承出来るわけではないものの、
吠えるハガネールや吹き飛ばしエアームドに直接的に強い点から、相性が良い。
素早さと特攻を活かした高火力アタッカーとして使われることが多い他の炎ポケモンのような目立った活躍は難しいが、
その異質な性能を発揮して活路を見出して行きたいところ。


~実戦的ステータス~

タイマン性能■■■■■□□□□□ 出番の多さ■■■■□□□□□□
複数対決性能■■■■■■□□□□ 使い方の多様性■■■■■■□□□□
対カビゴン性能■■■■■■□□□□ 不利な相手への対抗力■■■□□□□□□□
対その他の一線級■■■■■■■□□□ 個人的総合評価■■■■■□□□□□


~優劣関係~

格好の餌エアームド フォレトス パルシェン ルージュラ
割と有利フシギバナ ナッシー ハガネール ゲンガー フーディン
場合によるバンギラス サンダー ムウマ ブラッキー ヘラクロス
割と不利カビゴン スターミー ガラガラ ミルタンク カイリキー
天敵スイクン ライコウ ケンタロス サイドン リザードン


~防御面~

55食べ残し5550黄金の実50
55サンダーの雷確3超低確率2発低確率2発確2
55ライコウの10万ボルト超低確率3発超高確率3発確3確3
50マルマインの10万ボルト乱数5~7発超低確率4発微低確率4発確4
50ナッシーのサイコキネシス高確率4発確4超低確率3発確3
55フーディンのサイコキネシス中乱数3発確3確3確3
55ゲンガーの10万ボルト乱数5~6発超高確率4発超高確率4発超低確率3発
50パルシェンの波乗り低確率2発中乱数2発微高確率2発確2
55ファイヤーの日本晴れ+大文字超低確率3発超高確率3発確3確3
バンギラスの噛み砕く乱数5~6発超高確率4発確4低確率3発
バンギラスの岩雪崩確2確2超高確率1発超高確率1発
50ヘラクロスのメガホーン低確率4発確4確4微高確率3発
50カイリキーのクロスチョップ超低確率2発微低確率2発中乱数2発確2
50エアームドのドリル嘴低確率4発確4確4高確率3発


~技候補~

大文字
火炎放射
属性一致メイン技。炎ポケモンの中では特攻は高くない方だが、
それでもレベル差最大大文字でナッシーを一撃で倒せるぐらいにはある。
シャドーボール全ポケモン中この技の最強の使い手。属性一致のゲンガーよりも火力が高い。
炎ポケモンとしてはスターミーやフーディンに致命傷を与えられるのが大きい。
電磁砲これも炎ポケモンとしては唯一の使い手。水ポケモンへの役割破壊になるほか、
自身のあまり高くない素早さを補ったり、サポートにもなる。
めざ格自慢の物理攻撃力を活かせるサブ技。特にカビゴンとバンギラスに絶大な効果。
捨て身タックル
のしかかり
こちらも物理攻撃力を活かせる。弱点は突けないものの威力が高い。
鈍いと併用すれば決定力を出しやすくなる。
甘える他のブイズ同様、この技を使える。しかしアタッカー向きなので不向きかも知れない。
バトンタッチこれまた他のブイズ同様使える。特別な技は覚えないものの、
炎技によってエアームドやハガネールに強いため阻止されにくいという特長がある。
鈍い自身の物理技の火力を上げるも良し、バトンタッチで繋ぐも良し。
影分身
身代わり
気合溜め
その他、バトンタッチで継承出来る技たち。
影分身と身代わりは、併用するのもアリかも知れない。
眠る特殊耐久は高めなのでコレがあれば電気やエスパーに居座れるターン数がかなり増える。
寝言甘えるサポートや、両刀などで。
吠える一応覚える。鈍い+バトンタッチとのコンボがある。詳しくは型サンプルにて。
リフレクター地味に覚える便利な補助技。短期戦では甘えるよりも使い勝手が良い。
睨み付ける
尻尾を振る
物理火力を伸ばす際、鈍いで素早さを下げたくない場合に、代わりの候補となる技。
この2つの技はどちらも全く同じ効果なので、お好みで。
堪える
じたばた
属性不一致ではキングラーと並んでこの技の最強の使い手。
しかし、不一致なので一撃で倒せるような火力は無く、素早さもあまり高くないため、
然るべきサポートは必要になるだろう。
アイアンテール非常に地味な存在ながら、意外と侮れないサブ技。
攻撃種族値130の属性不一致威力100物理技というと、すなわちカイリキーやリングマの地震と同じ火力である。
そして、炎耐性を持つ岩に対して有効なので役割破壊として使うことができ、
ノーマル等の等倍相手にしても、のしかかり等より威力が高い。
日本晴れ物理技で十分個性はあるので、あとはこの技で大文字の火力を伸ばすのも手かも。
雨乞い何と、こちらも覚える。バクフーン等を受けたり、
再生回復で粘ろうとするエーフィやブラッキーを強行突破するために使えるかも(超絶無理矢理
炎の渦相手を束縛出来る技。バトンタッチで確実に有利対面を作ったりは出来る。


~型サンプル~

Lv.55 大文字/シャドーボール/電磁砲/目覚めるパワー格闘@奇跡の実

ブースターに出来ることを色々詰め込んだフルアタエース型。
シャドーボールも電磁砲も、炎ポケモンで打つことが出来るのはブースターだけ。
55ブースターのシャドーボールは、何と50フーディンを超低確率なれど乱数一撃で倒すことが出来る。
撒き菱を1回踏ませれば、高確率一撃で倒せるようになる。
もちろん、スターミーも軽々と2発で倒せるため、後出しを許さない。
特に、55スターミーを属性不一致の攻撃技で2発で倒せるポケモンというのはなかなか居ない。
その他、エーフィやゲンガーやムウマはどのレベルでも確2、ヤドランはどのレベルでも確3。
メイン技の大文字の火力は、バクフーンやブーバーには劣るがエンテイより少し高い。
50ナッシー・51イノムー・53ハガネール・53エアームド・53ウツボット確1、50ヘラクロスやや低確率一撃、
52ガラガラ・52マルマイン確2、55ケンタロスやや低確率2発、55ライコウ・55サンダー確3。
めざ格は55バンギラス・55ヘルガー・50ハピナス確2、52カビゴン・51ブラッキー・50ゴローニャ確3、
電磁砲はスターミーにはシャドーボールと全く同じダメージ、50めざ飛ギャラドス中乱数一撃、55スイクン超高確率3発。
もっと高威力の物理技が欲しければめざ格や電磁砲の代わりに捨て身タックル等を持たせても良いかも知れない。
捨て身タックルで55めざ氷サンダーや50カビゴンと言ったメジャーどころを高確率3発で倒せる。
また、地味ながらアイアンテールという選択肢もある。
めざ格同様、岩の弱点を突くことができ、等倍相手にはめざ格やシャドーボールよりも威力が高い。
バンギラスは3発かかってしまうものの、50ゴローニャを超高確率2発、50サイドンを中乱数2発、
Lv.52までのルージュラに至っては、不一致でありながら一撃で倒すことが出来る。大文字ではこのダメージは叩き出せない。
パーティ … ブースターデンリュウWA(2022)
ログ … セミフル眠る型エース


Lv.55 大文字/捨て身タックル/目覚めるパワー格闘/鈍い@食べ残し

捨て身タックルで高確率3発で倒せるということは、鈍いを1回積めば高確率2発で倒せるようになるということである。
Lv.55のライコウやカイリキー、ガラガラ、ケンタロス、リザードンあたりにも同様の効果が期待出来る。
また、鈍い+めざ格で53カビゴンを確2、55カビゴンも高確率2発で倒すことが出来る。
しかも、55ブースターは鈍いを1回積んでも52カビゴンと同速、51までのカビゴンには先制することが出来る。
物理技はどちらか片方をシャドーボールにして、スターミー等に強くするのも手。
因みにブースターは炎ポケモンの中では特殊耐久もかなり高い方で、
Lv.55で食べ残しを持たせれば50サンダーの10万ボルトや50フーディンのサイコキネシスを3発耐えるに至る。
その耐久を活かし、特殊ポケモンの前では強気に鈍いを積んでも良いかも知れない。
因みに、鈍いで素早さを下げたくないなら、代わりに睨み付けるもしくは尻尾を振るで代用することも出来る。
この2つの技は全く同じ効果なので、チョイスはお好みで。
ログ … 睨み付ける+めざ格エース型
ログ … 睨み付ける+めざ格エース型2


Lv.55 大文字/シャドーボール/目覚めるパワー格闘/日本晴れ@食べ残し

鈍いでは物理技が火力が1.5倍になるが、逆に日本晴れで大文字の火力を1.5倍にする型。
こんなことはどの炎ポケモンでも出来るが、
自慢の物理攻撃力を活かしたサブ技を持っているだけで、ブースターとしてのアイデンティティがある。
日本晴れ+大文字で、54パルシェン確1、55サンダー・55ライコウ・55ポリゴン2・53ベトベトン確2、
50ブラッキー超高確率2発、55食べ残しカビゴン高確率3発。
エンテイとの特攻種族値の差は5しか無いが、対55食べ残しカビゴンでその差が顕著で、
エンテイはこれを3割程度の確率でしか3発で倒せない。


Lv.53 大文字/のしかかり/鈍い/バトンタッチ@食べ残し

炎ポケモンとしては唯一使える、バトンタッチを活かした型。
ブースターは特別な専用技をバトンタッチ出来るわけではなく、誰にでも出来る鈍いや影分身ぐらいしか覚えないのだが、
バトンタッチ使いとしては、それを吠える(吹き飛ばし)で阻止して来るハガネールやエアームドに強く、
ライコウにも低レベルぐらいなら有利が付くので、そもそもバトンタッチ自体が決まりやすいというのが特徴的。
鈍い+のしかかりで並の耐久のポケモンはほとんど3発。もちろん麻痺を引ければ更に効果的。
因みにレベルに関しては、サンプルでは50パルシェンやエアームドに先制出来るラインであるLv.53にしてあるが、
Lv.54に上げると色々と性質が変わる。
まずバンギラスに先制出来るようになる。そのため、Lv.54で使う場合はそれを活かせるめざ格が欲しいところ。
ただしこちらも岩雪崩で高確率一撃で倒れてしまうのでタイマンでの殴り合いは避けたい。
更に大きいのは、鈍いを1回積んで51カビゴンと同速なので、50カビゴンには先制出来る。
そして鈍い1回+めざ格でこれも2発で倒せるので、鈍いの無い50カビゴンには楽々勝てる。
その他、Lv.53に比べて54だと、50ナッシーを大文字一撃で倒せる確率が7割から8割に上がる。
バトンタッチ要員として使うなら通常はLv.50となるが、これらの恩恵はなかなか見逃せない。
ログ … 鈍い+バトンタッチサポート


Lv.50 大文字/シャドーボール/影分身/バトンタッチ@食べ残し

鈍いと同じように、影分身+バトンタッチも狙い目。
これもサブ技の枠はお好みで。因みにシャドーボールの旨味としては、フーディンに強いため、
積み技をアンコールで対策して来ようとするフーディンに対して圧力をかけられるという点がある。
この他にバトンタッチで継承出来る技としては、気合溜めがある。
ログ … 影分身+バトンタッチサポート


Lv.50 のしかかり/鈍い/吠える/バトンタッチ@食べ残し

鈍い+バトンタッチに、吠えるを絡めることによって、相手の吠えるや吹き飛ばしを阻止することが出来る。
ここまでに書いたように、エアームドやハガネールには元々強いのでわざわざそんなことをする必要は無いが、
吠えるライコウや吹き飛ばしサンダー等に対しても通用する他、
こちらが鈍いを積んで来るのに対して、鈍いを合わせて来るカビゴン等に対しても、
お互い積み合った末に吠えるによって相手の鈍いだけを強制的に解除させるという、
要するに鈍い+吠えるのコンボを狙うことも出来る。
この3段コンボを使えるのは、シャワーズ・サンダース・ブースターの3匹しか存在しない。
サンプルではせっかく鈍いを積むためそれを活かせる物理技を持たせたが、
バトンタッチするだけが目的なら、大文字でも良いだろう。
鈍いの代わりに、他にバトンタッチで継承出来る、影分身や身代わりで使うのも手。
いずれにしても攻撃技が1本になってしまうという使いづらさはある。


Lv.55 大文字/シャドーボール/堪える/じたばた@破壊の遺伝子

一応、ドードリオの次に強いじたばた使いである(キングラーと同じ)。
しかし流石に素の火力だと一撃で倒せる相手はほとんど居ないのが残念。素早さも微妙。
そこで、せめて火力だけはということで、破壊の遺伝子を持たせてみると、
何と最大威力のじたばたで55カビゴンを一撃で倒せるようになる。
素早さに関しては、Lv.55でも、50フシギバナにすら先制出来ないため、出来れば麻痺や高速移動+バトンタッチのサポートが欲しい。
因みにシャドーボールの枠は自由で、他の攻撃技持たせたり、
また、バトンタッチを持たせ、じたばたで全抜きが難しいと判断した場合、
破壊の遺伝子で上がった攻撃力をバトンタッチするという裏の道を残しておくという手もある。
なお、じたばたは初代マシン技である身代わりや捨て身タックル、のしかかり等とは両立不可なので注意。


Lv.50 大文字/甘える/眠る/寝言@ピントレンズ

低レベルでもエアームドやナッシー、ゲンガー、冷凍ビームパルシェンなど出せる相手はそこそこ居るので、
そのあたりの役割を埋めつつ甘えるでカビゴンやガラガラに睨みを利かすというサポートが出来る。
しかし物理攻撃力が勿体ない感はある。


Lv.50 大文字/のしかかり/眠る/寝言@ピントレンズ

じゃあということで物理攻撃力を活かすならこんな感じか。麻痺を撒きましょう
シャドーボールも悪くないが、そうするとカビゴンに弱くなり過ぎるのが難点。


Lv.55 大文字/目覚めるパワー格闘/眠る/寝言@ピントレンズ

つべこべ言わずに55でこういうことをするのもアリかも知れない。
ここまで散々書いて来たように、バンギラスに先制出来たり、特殊耐久を活かせたりする。
特に対ナッシーに関しては、めざ格でHPが減っていてもサイコキネシスを高確率で3回耐えるので、起点にしやすい。


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