アンコールvs眠る

フーディン Lv.55サイコキネシス/バリアー/アンコール/自己再生麻痺治しの実
VS
カビゴン Lv.55捨て身タックル/地震/鈍い/眠る食べ残し

バリアンコフーディンとカビゴンのタイマンは、
フーディン側はカビゴンの眠るをアンコールする所まで持って行ければかなり有利であることは知られている。
その際、カビゴンが最後から2回目の眠るを空振りした直後にサイコキネシスを一発与えておきたい。
そうすれば、以下の表の左のケースのように、捨て身タックルを受ける回数を減らせるからである。
「ぐうぐう眠っている」ターンを利用するのである。
(全体の流れとしてはセキエイジムのこちらに詳しく書かれているので参照して頂きたい。)

一発与えた場合
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り1回)
サイコキネシス眠る(回復、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている
サイコキネシスぐうぐう眠っている
サイコキネシス捨て身タックル(以下省略)
  
一発与えなかった場合
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り1回)
自己再生眠る(空振り、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシス捨て身タックル
サイコキネシス捨て身タックル
サイコキネシス捨て身タックル(以下省略)

しかし、この最後から2回目の眠るをしたターンにアンコールが解かれてしまうと、
次にアンコールをかけなければならないため、そうは行かなくなっていまう。

フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り1回、アンコール解除)
アンコール眠る(空振り、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシス捨て身タックル(以下省略)

このように、「眠っているターン」を利用出来なくなってしまう。
しかし、その前に、具体的には眠るの残りPPが5ぐらいの時に、
わざとサイコキネシスを打ってターンを稼がせてアンコールの切れるターンを調節することによって、
そのような事態を未然に100%防ぐ方法が無いだろうか。
今回はそれを考えてみたい。
(便宜上、以降このことを「ミッション」と表現する。↑のような事態を回避出来ればミッション成功。)
ただし、眠っているターンを利用するという性質上、相手は寝言を持っていないという前提で話を進める。
因みに予備知識として、「アンコールがかかっているターン数は、ランダムで2〜6ターン」である。


〜ケース1:残り2回でアンコールが切れた場合〜

フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り2回、アンコール解除)
アンコール眠る(空振り、残り1回)
サイコキネシス眠る(回復、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている(以下省略)

このように行動出来るため、ミッションは100%成功する。


〜ケース2:残り3回でアンコールが切れた場合〜

パターンA
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り3回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り2回)
サイコキネシス眠る(回復、残り1回、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている
自己再生ぐうぐう眠っている
アンコール眠る(回復、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている(以下省略)
  
パターンB
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り3回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り2回)
サイコキネシス眠る(回復、残り1回)
サイコキネシスぐうぐう眠っている
自己再生ぐうぐう眠っている
自己再生眠る(回復、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている(以下省略)

(※)のアンコールが2〜4ターンで切れた場合はパターンAで成功し、
5ターン目は眠るのPPが自動的に切れるのでパターンBで成功するため、適切に動けばミッションは100%成功する。


〜ケース3:残り4回でアンコールが切れた場合〜

パターンA
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り4回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り3回)
サイコキネシス眠る(回復、残り2回、アンコール解除)
自己再生ぐうぐう眠っている
自己再生ぐうぐう眠っている
アンコール眠る(空振り、残り1回)
サイコキネシス眠る(回復、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている(以下省略)
  
パターンB
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り4回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り3回)
サイコキネシス眠る(回復、残り2回)
自己再生ぐうぐう眠っている
自己再生ぐうぐう眠っている
サイコキネシス眠る(回復、残り1回、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている
自己再生ぐうぐう眠っている
アンコール眠る(回復、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている(以下省略)

(※)のアンコールが2〜4ターンで切れた場合はパターンAで成功し、
5〜6ターンで切れた場合はパターンBで成功するため、適切に動けばミッションは100%成功する。


〜ケース4:残り5回でアンコールが切れた場合〜

パターンA
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り5回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り4回)
自己再生眠る(空振り、残り3回)
⇒ここで解除の場合、以下ケース2へ
自己再生眠る(空振り、残り2回)
⇒ここで解除の場合、以下ケース1へ
  
パターンB
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り5回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り4回)
自己再生眠る(空振り、残り3回)
自己再生眠る(空振り、残り2回)
サイコキネシス眠る(回復、残り1回、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている
自己再生ぐうぐう眠っている
アンコール眠る(回復、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている(以下省略)

(※)のアンコールが2〜3ターンで切れた場合はパターンA、
4〜6ターンで切れた場合はパターンBで成功するため、適切に動けばミッションは100%成功する。


〜ケース5:残り6回でアンコールが切れた場合〜

パターンA
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り6回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り5回)
自己再生眠る(空振り、残り4回)
⇒ここで解除の場合、以下ケース3へ
自己再生眠る(空振り、残り3回)
⇒ここで解除の場合、以下ケース2へ
自己再生眠る(空振り、残り2回)
⇒ここで解除の場合、以下ケース1へ
  
パターンB
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り6回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り5回)
自己再生眠る(空振り、残り4回)
自己再生眠る(空振り、残り3回)
自己再生眠る(空振り、残り2回)
サイコキネシス眠る(回復、残り1回、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている
自己再生ぐうぐう眠っている
アンコール眠る(回復、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている(以下省略)

(※)のアンコールが2〜4ターンで切れた場合はパターンA、
5〜6ターンで切れた場合はパターンBで成功するため、適切に動けばミッションは100%成功する。


〜ケース6:残り7回でアンコールが切れた場合〜

パターンA
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り7回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り6回)
自己再生眠る(空振り、残り5回)
⇒ここで解除の場合、以下ケース4へ
自己再生眠る(空振り、残り4回)
⇒ここで解除の場合、以下ケース3へ
自己再生眠る(空振り、残り3回)
⇒ここで解除の場合、以下ケース2へ
自己再生眠る(空振り、残り2回)
⇒ここで解除の場合、以下ケース1へ
  
パターンB
フーディンの行動カビゴンの行動
自己再生眠る(空振り、残り7回、アンコール解除)
アンコール(※)眠る(空振り、残り6回)
自己再生眠る(空振り、残り5回)
自己再生眠る(空振り、残り4回)
自己再生眠る(空振り、残り3回)
自己再生眠る(空振り、残り2回)
サイコキネシス眠る(回復、残り1回、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている
自己再生ぐうぐう眠っている
アンコール眠る(回復、PP切れ、アンコール解除)
サイコキネシスぐうぐう眠っている(以下省略)

(※)のアンコールが2〜5ターンで切れた場合はパターンA、
6ターンで切れた場合はパターンBで成功するため、適切に動けばミッションは100%成功する。


〜それ以前の行動〜

以上より、眠るの残りPPが2〜7の間どのタイミングでアンコールが切れても、
適切な行動により必ずミッションは成功することが分かった。
アンコールのかかるターン数は2〜6ターンなので、眠るのPPが8以上の場合は、
自己再生を連打しているだけで全てここまでに挙げたケースのいずれかに帰着させることが出来る。


〜結論〜

ミッションは必ず成功する。
ただし注意点がいくつかある。ひとつはアンコールのPP。
お互い完全な状態からのタイマンならばほとんど問題無いと思うが、
それ以前の流れでアンコールのPPを幾らか消費している場合は注意したい。
もうひとつはサイコキネシスのPP。出来ることなら特防ダウンを狙うため、序盤にもある程度打ちたいところだが、
今回検証したように、終盤で「相手を眠らせるため」に使わなければならない場面があり、
尚且つ眠るが切れた後のカビゴンを倒すだけのPPも残しておく必要があるため、
アンコール以上に慎重にPPを考える必要がある。

因みにあらかじめカビゴンに甘えるを入れる等してフーディンがある程度カビゴンの攻撃を耐えられる場合、
バリアーを持たないフーディンでも同様のことが出来る。
サブ技がある場合、途中の「眠らせるため」に打つサイコキネシスは、PP節約のためにサブ技で代用しても良い。

また、念のため言っておくと、今回の検証はあくまでカビゴンの眠るをアンコールした先の話であり、
バリアンコフーディンの対カビゴンの勝率を保障するものではないので、誤解なきよう。


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